人間には「言語」という、特別なツールがあります。もしかしたら、他の動物もそれぞれの言葉があるのかもしれません。ただ、お互いの気持ちを読み取って、コミュニケーションを密にとる事ができるのは、人間の特権なのかもしれません。

人間皆同じ言語を話していたら、どれだけ楽なのだろう…と、幾度となく思いました。小学生の時、ローマ字を覚えた時は、「これで外国の人とコミュニケーションをとれる!」と、思いました。しかし、日本語をローマ字で書いても、外国人には一向に通じません。その時のショックと、ローマ字とアルファベットは同じなのに、なんで伝わらないの!?と、強く不思議に思った事、今でも鮮明に覚えています。

私は、人が驚くほど「感覚」で言語を使っています。英語を習得する時も、極力耳からいれて、後付けで視覚を使います。ただ、その方法は、ノルウェー語では通じませんでした。発されている言葉と、書き方が一致せず、1年間と言う限られた時間で、試験に合格する必要があったので、文法・読み書き・スピーキング・リーディングを全て万遍なく、同時に進めました。ノルウェー語で理解しようとしていると、隣のクラスメイトからは英語で内容を聞かれる…脳みそが焦げ付きそうでした。なにせ、ノルウェーに渡航する前に、留学なんてした事なかったので。。。

とにかく、人間だけが使う事を許された「言語」に苦しめられながらも、ツールとして使いこなせると、人生が豊かになります。それだけは、間違いありません。

今、語学習得に苦しんでいる方、何語であっても、母国語以外の言語を習得する事は容易ではありません。でも、その辛さを超えたらきっと新しい世界が見えます。

言語って興味深いです。でも、終わりがないのです。。。時代とともに変わっていく表現。日本語に至っては、半世紀前までは、間違いだったものが、今は辞書に載ってしまったり。。流動的で、生き物です。ちなみに、個人的に言語はなまものだと思っています。どれだけ一生懸命育てたとしても、使わずに放っておくと腐ってしまう。。。

そんな言語について、色々とブログも書いています。ぜひ読んで、コメントをお寄せくださいね。